3月14日の発売以来、ずっと聞きまくりなVenetian Snaresの Rossz Csillag Allat Szuletett。単刀直入に言うと、クラシックのレコードにデスノートデスソースかけたような感じ。(mixiでもこの表現つかってたな)
Planet Muレーベル での前作 Huge Chrome Cylinder Box Unfolding では、だいぶドラムンベースを控えめに、その代わりメロディーが強くなってる傾向が見られたが、今回はさらにそれを押してます。というかやりすぎです。日記の方で何度か書いたけど、バカですよ、これ。
個人的には The Chocolate Wheelchair Album の強烈なバカドラムンベースが大好きなんだが、ドラムンベースを抑えてもバカはバカだというのを証明したような感じ。
まず、第一点。今回はクラシック系の音源がすごく強い。曲単位で言えば、 「最近クラシックとか聞くようになったんだー」とか 一般ピープルを騙せるぐらいちゃんとした音ならしてます。
その中で特に凶悪なのが5曲目のHajnal。 一曲前にドラムンベースがないという上に、 前半にクラシック、ジャズ、クラシックと続きいい意味で 不安の連続に陥ります。こんなのVenetianじゃない! だがしかし!奴は我々の期待を裏切らないんですよ。 バイオリンの音が心なしか強く感じられるその時、聞き慣れたドラムの音が静かにリズムを刻み、そして一気に叩き込む高速ドラム!そして絶対不釣り合いなノイズ! 一瞬で昇天です。後はもういつものVenetianですよ。
次の問題点。ドラムンベースを本当にうまく使ってメロディーを際立てているんです。今までのVenetianのやんちゃぶりからするとすげぇ大人というか次元が違うというか。なんかレベルアップしてるんですよ、今作は。抑えっぷりがすさまじいんです。
特に8曲目のSzam Mad。ドラムンベースがさも自然に鳴ってるんですよ。いつもなら度を超えてるとこまで持って行くVenetianが、ぎりぎりの良い所で抑えて、メロディーとの調和が凄い事になってる。ドラムンベースでありがちな、あのよくわからない声(アッ!アッ!とか言うやつ)ですら違和感がない。初めて聞いた時は何だこりゃと思いましたよ。
このアーティストは、SquarePusherと比較すると面白いかも。SquarePusherはかなりドラムンベースを捨て(UltraVisiterでは復活気味だけど)精神音楽の領域に逝ってしまったような感が強い。 しかし、Venetianはどんな領域に行こうともドラムンベースの素晴らしさを残し、そして素晴らしくバカなのである。 音楽的な凄さはどうでもよく、ただこのバカっぷりには敬意の意を表明するしかない。 本当に素晴らしいアーティストだと思う。 次は一体どんな爆弾しかけてくるのか、今から楽しみすぎる。
以下、参考リンク。
- Planet Mu
- μ-ziq主催のレーベル。
- Planet Mu - Venetian Snares
- Planet Mu内の紹介ページ。凶悪面にしかも流血。かっけぇ!
- ZIQ110.//VENETIAN SNARES - ROSSZ CSILLAG ALLAT SZULETETT
- Rossz Csillag Allat Szuletett の視聴ページ。興味のある方は是非視聴を。
- Venetian Snares
- ファンページらしい?ビデオクリップなどが置いてあります。Find Candaceのクリップは超グロくてオススメ(まて